オフィスに置きたい大型観葉植物7選|オシャレに飾る方法
ナチュラルな彩りで空間をおしゃれに演出する観葉植物を、オフィスに置かれている・置きたいという企業様は多いです。
オフィスの観葉植物は個人宅などに比べて大きいサイズのものが選ばれる傾向にありますが、初めて導入される際は次のような疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
- 「大きな観葉植物にはどんな品種があるんだろう?」
- 「いきなり大きい鉢を買って失敗したくない」
- 「どうせなら印象的でおしゃれに見えるように飾りたい」
この記事では、人の背丈から天井の高さほどの大型観葉植物について、おすすめの品種と飾り方などを紹介します。
オフィスに置きたいおすすめの大型観葉植物7選
さっそくオフィスにおすすめの大型の観葉植物を7種類紹介します。
- 【1】パキラ
- 【2】ドラセナ・グローカル
- 【3】ゴムの木
- 【4】ベンジャミン
- 【5】セフリジー
- 【6】フェニックスロベレニー
- 【7】オーガスタ
それぞれどんな特徴があるか、詳しく見ていきましょう。
【1】パキラ|育てやすくどんなインテリアにもマッチ
観葉植物の中でも、人気が高く花屋さんやホームセンターなどに広く流通している品種です。
ミニサイズから大型のものまで出回っており、育てやすく、優しい雰囲気なのでどんなインテリアにもなじみやすいでしょう。
あらゆる場面に合うとはいうものの、やや重厚感に欠けるので、シックなインテリアの応接室などには不向きかもしれません。
【2】ドラセナ・グローカル|葉が多く間仕切りや導線に使いやすい
グローカルは、ドラセナの中でも濃い緑の艶やかな葉が比較的密に茂る品種で、オフィスや病院など清潔感のある空間にマッチします。
葉の密度の高さゆえ、スリムでも存在感があるので、隙間に置いたり、間仕切り(パーテーション)として並べて置いたりする用途にもおすすめです。
【3】ゴムの木|硬派なオフィスのインテリアになじみやすい
オフィスビルなどの施設でよく見られるゴムの木は、大きく艶やかな葉が印象的な観葉植物です。
曲げ仕立てや、数本立てなど仕立て方や、化粧鉢との組み合わせによって、真面目なイメージから、高級感のあるイメージまで演出することができるでしょう。
【4】ベンジャミン|明るいオフィスにピッタリ
細い幹の先に明るい緑の可愛い葉っぱがたくさん茂るベンジャミンは、ポップでおしゃれなオフィスにぴったりの観葉植物です。
数本の幹を編んで仕立てた株は開業祝いなどのプレゼントとしても人気があります。
ただ、ベンジャミンは環境の変化によって葉を落としやすいという性質があります。
なかなか掃除ができない場所や、葉が少なくなって見栄えが悪くなるのは避けたいという場所では設置をおすすめできない品種なので気をつけておきましょう。
【5】セフリジー|風通しの良いさわやかなイメージ
セフリジーは涼やかな葉を持つヤシの仲間で、観葉植物の中でも人気の品種です。
一見リゾート風の観葉植物ですが、意外とブラインド窓など都会的なインテリアとも相性が良いのでおすすめです。
オフィスの無機質でスタイリッシュな雰囲気を損ねずに、彩りを添えてくれますよ。
ボリュームが出やすいので、念のため十分なスペースを確保しておくとよいでしょう。
【6】フェニックスロベレニー|インパクト大!一度来たら忘れないオフィスに
南国のヤシの木をそのまま切り取ってきたようなフェニックスロベレニーは、セフリジーと同様、リゾートなイメージを持たれがちですが、オフィス内のシンボルツリーのような用途で使いやすい木です。
特にエントランスなどの天井が高い場所に置くことで、空間の開放感が増し、おしゃれな雰囲気を出すことができます。
ただ、天井が低い空間や狭い場所に置くと余計に窮屈な印象になるので注意が必要です。
【7】オーガスタ|大きくつややかな葉が上質な空間を演出
大きく艶やかな葉が交互に広がるオーガスタは、幹のない葉物の観葉植物の中でも人気の高い品種です。
高級感と落ち着きを併せ持つので、エントランスや受付、応接室などによく合います。
上にも横にも大きく広がるので、スペースにある程度の余裕を見ておくと良いでしょう。
大型の観葉植物をオフィスに置くときのポイント
ここでは大型の観葉植物をオフィスに置くときのポイントを5つ紹介します。
そもそも置けるかどうかという問題にも触れますので、しっかり目を通してくださいね。
- 【1】スペースに対する大きさを確認
- 【2】鉢との組み合わせで大きく見せる
- 【3】品種ごとの成長速度を意識する
- 【4】観葉植物が置ける環境にあるかどうか確認
- 【5】お世話を誰がいつするか決めておく
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
【1】スペースに対する大きさを確認
設置スペースの大きさや、通り道の幅や高さを確認しておくことが重要です。
「大きいのを置きたい!」とお店で一番大きい鉢の観葉植物を買って帰ったものの、エレベーターに乗らない・出入り口から入らない・天井についてしまうなどのトラブルに見舞われるというケースも。
あらかじめ、次の長さはしっかり測っておきましょう。
- ・設置スペースの高さ・幅・奥行き
- ・通り道の幅、高さ
- ・エレベーターの大きさ
- ・建物の入り口の幅・高さ
また、数値上は問題なく入っても、実際に置いてみると印象が違った…というケースもあります。
たとえば、次のような問題はよく起きます。
- 「広々としたホームセンターで見るとちょうどよかったのに、部屋に置くと大きすぎた」
- 「小ぢんまりした花屋さんで大きく見えたものが、実際に置くと小さすぎた」
設置前に、観葉植物に見立てて誰かに立ってもらう、大体のイメージの大きさの段ボール箱を置いてみる、などの方法でサイズ感まで見ておくと良いかもしれません。
【2】鉢との組み合わせで大きく見せる
大きい観葉植物を置きたいという場合、実は必ずしも観葉植物自体が大きいものである必要はありません。
たとえば、腰ほどの高さの観葉植物と鉢をそれぞれ組み合わせることで、人の背丈ほどになり、十分なインパクトが出ます。
また、鉢のデザインをインテリアに合わせることでさらにイメージアップにつながります。
入り口が小さくても、植物と鉢をバラして運び込んで中で組み立てられる、というメリットも。
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【3】品種ごとの成長速度を意識する
観葉植物は置物ではなく生きた植物ですので、生長して伸びます。
大きくのびのびと育てたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、オフィスという決まったスペースでは難しいことも多いですよね。
設置した時は天井に届かなくても、しばらくすると天井に到達して不恰好になってしまうことがあります。
数種類を並べて置いた時に生長速度が違うとちぐはぐな様子になることもあるでしょう。
ただ、観葉植物は生長しやすいものほど育てやすいことが多いのも事実です。
念のため、購入する時に「育てやすくて、形を維持しやすいか」「伸びにくいかどうか」などを確認しておくと良いでしょう。
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【4】観葉植物が置ける環境にあるかどうかを確認
そもそも、設置したい場所は観葉植物を設置するのに適した場所かどうかという点にも注意が必要です。
観葉植物は、水と日光と十分な風通しがないと育ちません。
よくあるのが、窓のない薄暗いオフィスに設置してしまい、日光不足で葉っぱ落ちて枯れてしまうというケースです。
窓がなくても、「白い壁」「長時間点灯している明るい照明」があれば、ある程度の明るさが保たれ、多少は枯れにくくなります。
しかしやはり、窓のある室内に置くことをお勧めします。
また、多くの方が失敗しがちなのが冬の寒さです。
観葉植物はもともと熱帯地域の植物ですので、エントランスなど外気が入りやすい場所で弱って枯れてしまうことがあります。
冬場は暖かい場所に避難させるか、最初から寒さに強い品種を置くと良いでしょう。
【5】お世話を誰がいつするか決めておく
環境と同じく重要なのがお世話や手入れです。
水やりなどの日頃のお世話を怠ると観葉植物はすぐに枯れてしまいます。
導入前に、誰がどれくらいの頻度でお世話できるかを話し合っておくことをおすすめします。
逆に、世話好きの人が多いオフィスでは、水のやりすぎで枯らしてしまうというケースもあるので、適切な頻度でお世話することも重要です。
【場所別】オフィスに大型の観葉植物をオシャレに飾るコツ
オフィスと一口に言っても、エントランスや会議室、応接室、普段の作業スペースなど、場所ごとで置く(飾る・レイアウトの)ポイントが異なります。
それぞれの空間をオシャレに彩るためのコツを個別に紹介します。
- 【1】エントランス・エレベーターホール
- 【2】会議室
- 【3】デスク周り・作業スペース
- 【4】社長室・役員室・応接室
詳しく見ていきましょう。
また、最初に紹介した観葉植物の中でおすすめのものもピックアップしていますので、迷った際は、ぜひご参考になさってください。
【1】エントランス・エレベーターホール|第一印象アップを意識
エントランスやエレベーターホールは、来社されたお客様がまず目にする場所、いわば会社の顔のような部分ですので、いつも美しく保ちおしゃれなイメージにしておきたいですよね。
観葉植物を設置する場合小さく細いものですと、貧相な印象になるので、スペースあればボリュームのある株を選び、インテリアに合った鉢と組み合わせましょう。
買ったままのプラスチック鉢は安っぽく見えるのでそのまま使うことは避けて、化粧鉢を使用してください。
【おすすめの品種】
- ・セフリジー
- ・オーガスタ
- ・フェニックスロベレニー
【2】会議室|存在感があり横に広がりにくい観葉植物を選ぶ
会議室は、社内外のたくさんの人が出入りするので、動線を確保できるように、横に広がりにくいスリムな観葉植物がおすすめです。
鉢も同様にスリムなタイプを選びましょう。
【おすすめの品種】
- ・ゴムの木
- ・パキラ
- ・ドラセナ・グローカル
【3】デスク周り・作業スペース|邪魔にならないボリュームの株で目隠し重視
デスク周りも導線や作業の妨げにならない幅・ボリュームの観葉植物を選びましょう。
目隠し・間仕切り(パーテーション)として使用する場合は、目線の高さまでしっかり葉の茂った木を選ぶのがポイントです。
記事冒頭の写真のように天井の高いオフィスであれば、高所にだけ葉が茂ったものを選ぶと、人が通るところは枝のみでスリムなので、インパクトも動線も両立できます。
とはいえ置く場所が難しい場合は、デスクに小さい観葉植物を飾るだけでも雰囲気がぐんと良くなりますよ。
【おすすめの品種】
- ・ドラセナ・グローカル
- ・ゴムの木
- ・ベンジャミン
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【4】社長室・役員室・応接室|空間の隙間を意識し高級感のある組み合わせを
社長室・役員室・応接室などは、重厚感のあるインテリアで、大きめの家具が配置されていることが多く、観葉植物をどう置くか悩まれる方が多いです。
置く場所としては、デスクの斜め後ろの角や、ソファとソファの間の隙間など、基本的に角や隙間などのデッドスペースに、窮屈にならないサイズのものを置くことがおすすめです。
高級感を出すために、つややかな葉の観葉植物を選ぶほか、鉢も陶器のデザイン鉢などを選び、周囲と比べて見劣りしないように気を付けましょう。
【おすすめの品種】
- ・オーガスタ
- ・ゴムの木
- ・ドラセナ・グローカル
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大きな観葉植物で印象的なオフィスを演出しよう
オフィスに大型の観葉植物を置くイメージはつきましたでしょうか?
記事の中でも説明したとおり、観葉植物は生きた植物ですので、日当たりなどの環境やお世話が欠かせません。
また、大きいものが置きたいといってもスペースに合わなければ、ちぐはぐな印象になったり、最悪のケースでは置けなかったりします。
事前に設置環境やお世話をするスタッフの手配、スペースの把握をしっかり行ってから導入することが大切です。
ご自身で決定するのが難しい場合はレンタル観葉植物という手段もあります。
レンタルの場合、購入とは異なり、備品のリースのように月額・年額など定期的にコストが発生しますが、定期的なお手入れや交換を業者に任せられるという大きなメリットがあります。
また、この記事を紹介した植木屋松正の観葉植物レンタルでは、オフィスに実際にお伺いして環境やスペースにピッタリの観葉植物をご提案させていただいています。
- 「どんな観葉植物が合うかわからない。大きいものを買って失敗したくない。」
- 「今までも何度も枯らせてしまってるけど、できるだけ長持ちさせる方法はないかな」
などお悩みの場合は、ぜひ一度弊社にご相談ください。