観葉植物の寿命を伸ばす方法と育てやすく長持ちする7つの品種
- 「観葉植物を置いてもすぐに枯れてしまう」
- 「すぐ弱ってくる観葉植物を延命させる方法はあるかな」
- 「せっかく置くんだったら寿命の長い観葉植物を選びたい」
観葉植物は置物などのインテリアアイテムとは違って生きた植物ですので、放っておくと枯れてしまいます。
とは言っても、置くのであればできるだけ長持ちする物を置きたい、寿命が長い物を置きたいとお考えではないでしょうか。
今回は、観葉植物の寿命と寿命を伸ばす方法を説明し、育てやすく長持ちする品種を7つ紹介します。
寿命が長い観葉植物の特長
まず観葉植物の寿命と、寿命が長い品種の特徴について紹介します。
観葉植物の寿命は?
そもそも観葉植物は熱帯地方原産の常緑樹が多く、1年で枯れてしまう1年草などのように寿命が決まっているわけではありません。
原産地では何十年と生長し大木になることもありますし、観葉植物としてあまり適切でない環境に置いていると、1週間も経たないうちに枯れてしまうこともあります。
寿命が長い丈夫な観葉植物の特徴
とはいえ、インテリアとして観葉植物を飾るためだけに、熱帯地方の環境を再現するのは大変ですので、できれば環境によらず、枯れにくく育てやすいものを置きたいのではないでしょうか。
ここで、寿命が長い、つまり、日本の環境でも枯れにくく、長く楽しめる観葉植物の特徴を3つ紹介します。
- ★水やりが少なくてよい
- ★日陰や寒さに強い
- ★弱っても復活させやすい
水やりが少なく、日照条件や気温への耐性が強いほか、弱った際に復活しやすいかどうかも大切です。
「弱ってきたタイミング=寿命」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、弱った状態から復活できる観葉植物も多いのが実情です。
元気が無くなった時に復活しやすい、また、その方法が簡単な品種を選ぶのも一つの手でしょう。
詳しい品種については、のちほど紹介します。
多肉植物は初心者には栽培が難しい
観葉植物の1種として人気の多肉植物やサボテンは、葉に多くの水分を蓄えているため、一般的に「水やりがいらない」「お世話が少なくて済む」と言われることが多いです。
しかし、実際は全く水が不要というわけではありません。
ほかの植物に比べて少なく済みますが、その分水やりのタイミングや方法、用土の管理などが難しいので、実は初心者にはあまりおすすめできないです。
観葉植物の寿命を延ばす方法
観葉植物を長持ちさせる方法を4つ紹介します。
これらの中には観葉植物を育てる上で基本となる部分もありますので参考にしつつ、品種ごとに必要なお世話も行うことがおすすめです。
- 【1】適切な水やりを行う
- 【2】設置環境を見直す
- 【3】切り戻しや植え替え
- 【4】肥料をやる
【1】適切な水やりを行う
水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えるのがコツです。
根腐れを防ぐため受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
【参考記事】
【2】設置環境を見直す
日当たり、風通し、室温などの設置環境を見直すことも大切です。
日光が全く入らない薄暗い部屋に観葉植物を置くと枯れることが多く、何度置き直しても同じ結果になります。
【3】切り戻しや植え替え
伸びすぎた部分や弱った部分を切って、新しい芽を育てる「切り戻し」や、生長して大きくなった観葉植物に合うサイズの鉢に移し替える「植え替える」なども長持ちの秘訣です。
【参考記事】
【4】肥料をやる
初心者には少し難易度が高いかもしれませんが、肥料を与えることも観葉植物を元気に保つコツです。
最初は、市販の「観葉植物用の土」のほか、花のつく品種など特殊な植物用の肥料などを使ってみるのがおすすめ。
商品ごとに決められた用法を守りましょう。
初心者にもおすすめの寿命が長く育てやすい観葉植物
ここでは初心者にもおすすめの寿命が長い観葉植物を7種類紹介します。
- 【1】パキラ
- 【2】ベンガルゴム
- 【3】ポニーテール
- 【4】サンスベリア
- 【5】ホンコンカポック
- 【6】ポトス
- 【7】ホヤ
それぞれの特徴と、さらに長持ちさせるコツを紹介します。
【1】パキラ
パキラは人気ナンバーワンと言っても過言でない初心者にも育てやすい観葉植物です。
すっと伸びた幹の先に広がる柔らかな質感の葉は、ナチュラルなインテリアのほか、シンプルな室内にピッタリです。
寿命を伸ばすためのコツは、弱ってきた時に思い切って幹の真ん中くらいまで切り戻すことです。
よほど弱っていない限り、通常通りのお世話を続けると、切り口の脇から新しい芽が出て再び楽しむことができます。
【2】ベンガルゴム
ゴムの木の仲間も比較的丈夫で長く楽しむことができるものが多いです。
育てやすさはあまり変わりませんが、その中でもおしゃれな雰囲気をもつベンガルゴムは人気が高いのでこちらでもおすすめさせていただきます。
寿命を伸ばすためのコツは、パキラと同様に切り戻しを行うことです。
曲げた樹形などの場合、少しバランスが崩れてしまいますが、育てながら整えて楽しまれると良いでしょう。
【3】ポニーテール
幹の先端から細長い葉が垂れ下がるポニーテールは、幹の根元が太くなった樹形のものが多く別名トックリランとも呼ばれています。
幹の太くなった部分に水を蓄えるので、水やり頻度が少なくても涸れにくい品種です。
寿命を伸ばすコツは、あまり水やりをしなくていいとはいえ、土の表面が乾いたタイミングで必ず水やりを行うことです。
弱ってきた際に切り戻しで復活させることもできますが、生長スピードが遅いので、芽が出て育つまでの間のお世話を忘れてしまうとかれる恐れがあるので注意が必要です。
【4】サンスベリア
剣のような葉が特徴的なサンスベリアは、乾燥に強く初心者にも育てやすい人気の観葉植物です。
寿命を伸ばすコツは、乾燥に強いとはいえ水やりを忘れないことと、寒さに弱いので冬は暖かい場所で管理することです。
【5】ホンコンカポック
丸く艶やかな葉が花びらのようにたくさん付くホンコンカポックは、葉がしっかり生い茂るので、家具と家具の隙間を埋めたり、目隠しにしたり様々な用途で人気の観葉植物です。
寿命を伸ばすコツは、葉っぱがポロポロと落ちるトラブルのサインを見逃さないことです。
環境の変化や、日当たりの悪さ、水不足・根腐れなどにより、葉が落ちてくることがあるので、その場合は管理環境に問題がないか見直しましょう。
【6】ポトス
今回紹介した中では小さいサイズで、葉のバリエーションが様々で、空間に彩りを添えたいというときにぴったりの観葉植物です。
育てやすい反面、伸びすぎてだらしなく垂れさがってくることがあるので、切り戻しを行いましょう。
長持ちさせるコツは、病気やカビの原因になる枯葉をこまめに取り除くことや、水をやりすぎて根腐れを起こさないように注意することです。
【7】ホヤ
こちらも小さいサイズの観葉植物で、肉厚で落ち着いた印象の葉がどんなインテリアにもマッチします。
大人気というわけではない品種ですが、あまり手間がかからず育てやすいのでおすすめです。
寿命をのばすコツは、ポトスと同じく、枯葉の手入れや水やり頻度に気をつけておくことです。
まとめ
観葉植物の寿命や、育てやすく長持ちする観葉植物について紹介しましたがいかがでしたか?
せっかく観葉植物を置くのであれば、できるだけ長く楽しみたいですよね。
特に、オフィスや店舗の場合、ランニングコストを考えると、買い直しや、手入れなどの手間はできるだけ減らしたいとお考えではないでしょうか。
そういった環境では、観葉植物レンタルもおすすめです。
レンタルの場合、定期的なメンテナンスや交換により、寿命を気にすることなく元気な観葉植物を置いておくことができます。
交換で業者に持ち帰られた観葉植物は、温室などの生育しやすい環境で手入れされて、また貸し出しされるので無駄も少ないです。
「いつもキレイな観葉植物を置きたい!」「いつも枯らしてしまうから心配」という場合は、ぜひ一度レンタルも検討してみてくださいね。
大阪・京都で観葉植物レンタルについて相談するなら植木屋松正まで!