観葉植物の鉢の選び方|サイズの目安と選ぶときに注意したい5つのポイント
空間を彩るインテリアアイテムとして観葉植物を置く場合、気をつけたいのが植木鉢です。
せっかくのオシャレな植物なのに足元を見ると、薄汚れたプラスチック鉢だった…なんて事があるとイメージが下がってしまいますよね。
今回は、観葉植物の鉢の選び方について、サイズやポイント、合わせ方を紹介したいと思います。
観葉植物の鉢のサイズはどれくらい?号数と大きさの目安
よく鉢のサイズについて●号という表記がされていますが、これは鉢の口径の大きさで、1号あたりが3cmになります。
といっても、定規で測ったサイズと実物ではイメージがかなり異なる事もあります。
こちらは、弊社のレンタル事業で扱う観葉植物のサイズの比較写真です。
左から、特大(12号)、大(10号)、特中(7~8号)、中(5~6号)、小(3.5~4号)のサイズですが、ご覧の通り、鉢の大きさだけではなく、植物の大きさも考慮する必要があります。
特に次のような観葉植物は、鉢に関わらず樹形によりサイズが左右されますので注意されることがおすすめです。
- ・タテに長い植物/横に広がる植物
- ・葉が生い茂る植物/葉が少なくスタイリッシュな植物
観葉植物の鉢を選ぶときに注意したい5つのポイント
失敗しない鉢を選びのために注意していただけたい5つのポイントをご紹介します。
- 1.鉢の幅・高さ
- 2.デザイン
- 3.重さ
- 4.安全性
- 5.受け皿・鉢カバー
1.鉢の幅・高さ
鉢を選ぶ時は必ずメジャーを使い、鉢と設置スペースそれぞれのサイズを測りましょう。
特にプランターボックスや、ソファとソファのスキマに置くといった場合、数センチの誤差で鉢がスペースに納まらない、といった残念な事態が起きる可能性があります。
また、高さのある鉢は、狭い部屋など場所によっては圧迫感を与えますので、どうしてもコレがいいというデザインでない限り避けたほうが良いかと思います。
天井が高く広々としたお店で見るときと実際に持ち帰って置いたときの印象は驚くほど違います。
2.デザイン
洋風のカフェに信楽焼きの鉢は合いませんし、和風の飲食店にモダンでアーティスティックな鉢はあまり合いませんよね。
出来るだけインテリアにあわせた鉢を選ぶことがオススメです。
インテリアに合わせた鉢の選び方の例
和風:信楽焼きなど伝統的な陶器・マットな黒や茶色の陶器など
洋風:白の陶器・テラコッタなど
アジアン:籐カゴなど
リゾート:アートオブジェのような鉢・重厚感のある鉢
3.重さ
いくらデザインが気に入っても、ご自身で動かせない鉢は避けたほうが良いかと思われます。
また、棚の上や、木造の建物の場合、重量に耐えられなくなる場合もありますので、設置スペースの強度に合わせて選ぶことをオススメします。
4.安全性
棚の上や、人通りの多い場所に安定感の悪い陶器鉢を置くと落ちたときに危険です。
高いところ、段差のある場所に置く鉢は、できるだけ安定感のあるものにしましょう。
高温の場所に観葉植物は置けませんが、ストーブの近くなど一時的にでも熱の影響を受ける恐れのある場所にプラスチック鉢を置くと引火する恐れがあります。
設置場所に危険をもたらさないかあらかじめチェックしておくことが大切です。
5.受け皿・鉢カバー
室内に植物を置くときに、「底に穴の開いていない鉢を使えば、水が流れ出なくて清潔だし、水遣りの手間も省けるのではないか!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、間違いです。
観葉植物は根から水だけではなく空気も取り入れます。
鉢の中に水が溜まってしまうと、根が呼吸できなくなり根腐れと呼ばれる病気になり枯れたり不潔な状態になったりする恐れがありますので、水耕栽培用の土や鉢を利用しない限り、鉢底に穴の開いた植木鉢を利用しましょう。
その際必須となるのが、受け皿です。
鉢とセットになっているものもありますが、付いていないこともありますので、その時は、サイズやデザインに合った受け皿を使いましょう。
鉢と受け皿が野暮ったい、受け皿が汚くなるので見られるのは困る…という場合は、鉢カバーの利用もおすすめです。
植木鉢ごと入れられる鉢カバーは、インテリア性が高いものが多く商業施設などで人気です。
ただし、鉢カバーは内部が見えにくいので、水が溜まっていないか、虫がわいていないかなど、定期的に確認するようにしましょう。
設置場所に合った観葉植物と鉢を選ぶベストな方法は?
ここまで観葉植物の鉢のサイズや選び方について紹介しましたが、実はもっと簡単にその場所に合う鉢を選ぶ方法があります。
それはズバリ「実際に置いてみること」です。
当たり前といえば当たり前ですが、お店や通販サイトで見るイメージと、実際に置いた時のイメージはかなり異なることがほとんどです。
買って置いてみてから「ちょっと印象と違ったな…」「大きすぎる」「小さすぎる」などとなると困りますよね。
とはいえ、なかなか実際に置いて決めされてくれるお店はありません。
「後から、困るのはイヤだ!」という方は、返品交換対応してくれるお店で買うか、観葉植物レンタルを利用することがおすすめです。
特に観葉植物レンタルだと、プロのスタッフがスペースに合う植物や鉢を選んでくれて、いつも同じサイズのキレイな観葉植物を保てるように交換もしてもらえるのでかなり便利です。
環境・植物に合った鉢を選んで観葉植物をオシャレに飾ろう
今回は観葉植物の鉢の選び方を紹介しましたがいかがでしたか?
せっかく観葉植物を置くのであれば、鉢までこだわりたいという方が多いかと思います。
その際、好みのデザインのものを選ぶのが良いと思いますが、置いてから「失敗した」とならないように、今回紹介したサイズやポイントなどに注意して選んでみてださいね。