一人暮らしにおすすめの観葉植物6選と置き方・育て方のポイント
オシャレで日常の癒しなる観葉植物は一人暮らしのインテリアアイテムとして、雑誌などでもよく見かけますよね。
とはいえ、実際に置いてみたいと思っても「こんなの雑誌だからでしょ…」「仕事で忙しいし育てられるか心配」という方も多いのではないでしょうか。
今回は一人暮らしでも育てやすい観葉植物6種類と、おすすめの飾り方を紹介します。
また、お部屋に置く際のポイントや注意点も紹介しますので是非参考になさってください。
一人暮らしでも育てやすいおすすめの観葉植物と飾り方
早速おすすめの観葉植物を紹介していきますが、一人暮らしの方におすすめの観葉植物には次の3つのポイントがあります。
- ・お世話が少なくて済む
- ・寒さや乾燥に強い
- ・愛着が持てるかどうか
3つ目の愛着は好みによるところが大きいですが、最初はできるだけお世話が簡単で寒さや乾燥に強いものを置いてみることがおすすめです。
今回は比較的丈夫で、初心者でも部屋に置きやすい観葉植物を6種類紹介します。
植物自体にもクセがなく、鉢を選べば幅広いインテリアに合うものを選んでみました。
【1】パキラ
ミニ観葉〜大型まで多様なサイズがあり、育てやすい観葉植物です。
シンプルな樹形ですが、葉が柔らかいので硬い印象を与えないので、鉢を選べばどんなインテリアにも合うでしょう。
おすすめは中〜大サイズを窓際に置き、部屋のインテリアの中心にすることです。
【2】セローム
中サイズ(50cmほど)がメインですが、ミニ観葉や茎(幹のような茶色い部分)が大きく伸びた大サイズもあります。
スタイリッシュというよりは、かわいい・優しいイメージのものや、やや個性的なイメージのものが多く見られます。
春〜夏にかけて、新しい葉が増え、その際にゆっくりと葉が開いていく様子を見るとワクワクするでしょう。
背はあまり高くなりませんが、伸びた葉が四方に広がりますのである程度の広さが必要です。葉が広がってもいいように棚の上に置いたり、背の高い鉢カバーを使用するのがおすすめです。
【3】モンステラ
アジアンテイストや、リゾート感を出すのにぴったりなモンステラは中サイズがメインで出回っています。
ミニ観葉などではまだ、独特の葉の切り込みが入っておらず、ポトスなどとあまり変わらない印象かもしれません。
大サイズの場合、葉が大きく垂れ下がったり、特殊な仕立て方になっていたりして、管理が難しいことがあります。
もともと横に這ったり、近くの木を伝って伸びたりする植物ですので、支柱を立ててあげるか、垂れ下がってもいいように、背の高い鉢に植えて、周囲に余裕のあるスペースに置くことがおすすめです。
モンステラの葉をモチーフにしたインテリアアイテムも多いので、くどくならない程度に合わせてみるのも良いかもしれません。
【4】トックリラン
ポニーテール・ノリナとも呼ばれるトックリランは、太くなった根元に水分を蓄えるので比較的乾燥に強い植物です。
中〜大サイズがメインで、お部屋のインテリアの中心にぴったりなおしゃれな雰囲気の観葉植物です。
曲線が中心の樹形ですので、四角い直線的な鉢よりは、丸みのある鉢の方が無難にまとまります。
アジアンテイスト・和風やリゾートのイメージというよりは、モダンな洋風インテリアや、北欧インテリアに合う観葉植物です。
ソファや家具の横のデッドスペースに寄り添うように置くのがおすすめです。
【5】ポトス
ミニ〜中サイズがメインのポトスは、一度は目にしたことがある観葉植物かと思います。
肉厚で艶やかな葉は、みずみずしくかわいい印象を与えます。
葉の色は濃い緑色から白い斑入り、ライムグリーンなど様々ですので、気にいるものや、部屋の雰囲気に合うものを選びましょう。
↓おすすめコーディーネート例↓
- ・濃い緑:白を基調とした部屋
- ・ライムグリーン:茶色などナチュラル系カラー中心の部屋
- ・斑入り:黒など無機質なイメージの部屋
中サイズくらいのものは、背の高い鉢や棚に乗せて周囲に垂らすようにするとよいでしょう。
伸びすぎた茎は、水に挿しておくと根が伸びてミニ観葉として楽しむことができ、テーブルやキッチンのインテリアにも人気です。
【6】アイビー
アイビーもポトスと同じように垂れ下がって伸びるタイプの観葉植物で、ミニ観葉〜中サイズのものがよく売られています。
ポトス以上に葉の種類が多様で、尖ってかっこいい印象のものもあれば、丸くてかわいい葉っぱのものもありますので、好みのものを見つけてみてください。
地植えも出来るほど丈夫なものもありますので、初心者でも安心して育てられるでしょう。
ポトスと同様に、伸びすぎたところは切って水栽培できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
部屋に観葉植物を置くときのポイント
- 【1】日当たり
- 【2】温度
- 【3】動線
- 【4】インテリアに合った植物・鉢
【1】日当たり
観葉植物にはレースのカーテン越しの光がちょうどと言われていますので、直射日光が当たるところと日光の届かないところに置くのは避けてください。
特に、トイレやお風呂などに置きたいという方は多いですが、窓がない場合は日光不足になり、置き続けるのは難しいです。
どうしても置きたい場合は、長くても1週間に1回くらいのペースでローテーションを組み、同じサイズの別の鉢を日の当たるところで管理し、交換しましょう。
【2】温度
観葉植物は、比較的暑さに強いですが、寒さに弱いものが多いです。冬場は窓に密着しないように気をつけてください。
鉢を発泡スチロールの箱で覆ったり、小さいものなら衣装ケースに入れるなどして、保温することも一つの対策になります。
【3】動線
ワンルームのお部屋など、手狭な場合は、鉢をこかさないように置き場所に注意する必要があります。
よく通る場所や、物の出し入れで手や扉が当たる場所に置くことは避けましょう。土がこぼれると掃除がかなり大変です。
【4】インテリアに合った植物・鉢
インテリアに合った植物を選ぶことも大切です。
前章で少し触れましたが、インテリアや部屋の雰囲気によって合う観葉植物が変わります。クセのない観葉植物でも鉢を変えるだけでイメージがガラっと変わることがあります。
癒しを求められている場合、好みの植物を選はれるのが一番かもしれませんが、おしゃれなインテリアにこだわりたい場合は、植物と鉢をコーディーネートしてみると、雰囲気がぐんとよくなります。
自分で選ぶのが難しい場合は、ネットなどにある観葉植物が写っている部屋の画像などをみてもらって、なんという観葉植物か聞いてみたり、似た植物・鉢を提案したりしてもらうのも一つの手です。
一人暮らしさんがやりがちな観葉植物にまつわる失敗と対策
最後に、注意していただきたいポイントとして、一人暮らしの方がやりがちな観葉植物にまつわる3つの失敗について紹介します。
- 【1】一度にたくさん購入して全部枯らす
- 【2】水やりを忘れて枯らす
- 【3】部屋に対して大きすぎて邪魔になる
ドキッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。それぞれの内容と対策を見ていきましょう。
【1】一度にたくさん購入して全部枯らす
「緑いっぱいの部屋にしたい!」と張り切って色々買ったものの、全滅させてしまうパターンです。
花屋さんで目移りして気に入ったもの全部買ったり、通販でまとめ買いセットを選んでしまったりと、いきなり欲張ってたくさん置くことは避けましょう。
部屋の中で観葉植物を置けるスペースは限られていますし、お世話できる時間も限られているかとおもいます。
まず1つ置いてみて、順調に育つようなら、少しずつ増やしてみましょう。
植物によっては日差しが強・弱すぎて枯れてしまうことや、部屋の乾燥具合ですぐに土が乾いて弱るというケースもありますので、環境に応じた品種を選ぶ必要があるかもしれません。
【2】水やりを忘れて枯らす
観葉植物の水やりの基本は「表面が乾いたらたっぷりと」ですが、うっかり確認するのを忘れて、気づいたら枯れていた…と言う失敗は多々あります。
最後に水やりした日をカレンダーや手帳につけておくことや、2〜3日に一度、スマホのリマインダー機能で「観葉植物の水やり」などを登録しておくことがおすすめです。
もちろん、土の表面が乾いていなければまた、数日後に改めればOKです。
夏場と冬場では水やり頻度が変わりますので、その点にも注意しましょう。
【3】部屋に対して大きすぎて邪魔になる
時々、買ったはいいものの、部屋に運ぼうとしたらドアから入らないというケースや、置いてみると圧迫感があって邪魔になるというケースがあります。
大きな観葉植物を買うときは、その場で買わず、一度サイズをみて家に帰り、部屋に置くとどれくらいの高さになるか、ダンボールなどでシミュレーションしてから、購入するのがおすすめです。
どうしても買って帰りたいときは、先にどれくらいの高さがいいか、サイズ感を具体的に決めてから出かけましょう。
観葉植物は品種と置く場所を選べば一人暮らしでも育てられる
今回は、一人暮らしでも育てやすい観葉植物と、おすすめの飾り方を紹介しましたが、いかがでしたか。
「一人暮らしで忙しいと、観葉植物のお世話は大変かな」と思われていたかもしれませんが、品種と置き方を考えれば、さほど難しくありません。
「ペットを飼う余裕はないけれど、観葉植物を置いてみたら、時々お世話するだけでとても癒される」という方も多いです。
まずは小さな観葉植物からでもぜひ取り入れてみてくださいね。