飲食店におすすめの観葉植物|5つの店舗タイプ別の選び方&4つの注意点
居心地の良い空間でおいしい料理をお客さんに食べてもらいたい!
飲食店を経営されている方なら、どなたでもそんな気持ちで仕事をされていますよね。
料理には自信があるけど、お店のインテリアにもっと気を配りたい!というときに、気軽に雰囲気アップできるインテリアアイテムとして観葉植物があります。
また、開店祝いやリニューアル祝いのプレゼントとして観葉植物を贈りたいという場合も「どんなものが喜ばれるかな?迷惑にはならないかな?」と、悩んでいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は飲食店にオススメの観葉植物を店舗タイプ別に紹介し、プレゼントとして贈るときにも役立つ注意点を説明します。
飲食店におすすめの観葉植物をカフェやレストランなど店舗タイプ別に紹介
かわいいイメージの小さなカフェにはやさしい印象の丸い葉が合う
・中~大サイズ:ウンベラータ・アルテシーマ
・ミニ~小サイズ:ペペロミア・アイビー
女性客が多いイメージのカフェには、やさしくてかわいいイメージの観葉植物がオススメです。
大きい鉢を置くスペースがない、という場合は同じサイズの観葉植物を同じ種類の鉢カバーに入れて並べてもかわいいですよ。
アイビーなど蔓性の観葉植物は切った枝を水にさしておくと根が出ますので、ミニ観葉として、テーブルごとに置くのもいいかもしれません。
【ポイント】
- ・丸い葉
- ・明るい葉色
- ・丸みのある鉢カバー
→関連するケーススタディーはこちら
「白いカフェの出窓にかわいい観葉植物を複数レンタル」
「マリンテイストのカフェに合うおしゃれな観葉植物を6鉢コーディネート」
席数の多いファミリーレストランでは動線に注意
中~大サイズ:ゴムの木 ・パキラ
ミニ~小サイズ:ポトス・デフェンバキア
席数の多いファミリーレストランでも観葉植物をよく見かけますよね。
飾っているというよりは、通路際や、席同士の間仕切りとして利用されているケースが多いので、フロアのレイアウトにあわせてサイズや個数を選ぶことが大切です。
また、小さいお子さんが手を触れる可能性がありますので、尖った葉の観葉植物は避けましょう。
【ポイント】
- ・やわらかい葉・丸い葉
- ・動線の邪魔ないならない配置
- ・スペースを活用できる
和食のレストラン・小料理店は盆栽風に
中~大サイズ:ドラセナコンパクター・シュロチク
ミニ~小サイズ:オリヅルラン・ガジュマル
和食レストランの場合、室内に置く植物も、和テイストのインテリアに統一したいかと思いますが、管理の難しい盆栽や庭木をそのまま置くわけには行きません。
観葉植物の中でも和風のイメージを損なわない、落ち着きのある緑の植物で、葉が所々に茂るような情緒ある樹形の木を選ぶことがオススメです。
そのときに、信楽焼きなど伝統的な陶器や、竹を組み合わせたカゴなど和風の鉢カバーを使い、色は盆栽と同じように植物の葉の色より地味な色を選ぶと、雰囲気がグンとよくなります。
カンノンチクやシュロチクは和風で人気ですが、水遣りをしっかり行う必要があるので注意が必要です。
【ポイント】
- ・リゾート風・洋風・アジアンテイストの強すぎるものは避ける
- ・濃く落ち着いた色合いの緑の葉
- ・鉢カバーを和風のものにする
中華料理・エスニック料理店はアジアンテイストを生かす
中~大サイズ:セローム・ドラセナグローカル
ミニ~小サイズ:オキシカルジウム・モンステラ
中華料理やエスニック料理は観葉植物の持つアジアンテイストを最大限に生かせる環境です。
スタイリッシュに整えられたものより、自然な樹形のものをシンボルツリーのように使うと印象的な店内にできると思います。
中華料理の場合、中国風の鉢カバーを使ったり、エスニック料理の場合、籐カゴの鉢カバーを使ったりすると、インテリアとの雰囲気を合わせやすいです。
【ポイント】
- ・インテリアにあわせた鉢カバーを選ぶ
- ・スタイリッシュより自然な樹形
- ・油汚れがつくかもしれないので丈夫な葉のもの
重厚感のあるバーやラウンジでは高級感を重視
中~大サイズ:オーガスタ・アレカヤシ
ミニ~小サイズ:サンスベリア・アナナス
革張りのソファ、美しい木やガラスのテーブル…高級感あふれるバーやラウンジのインテリアにも観葉植物を取り入れると雰囲気がよくなります。
選ぶ際に、まず大切なのは、植物も鉢カバーも安っぽいものを選ばない、高級感のある物を選ぶという事です。
スタイリッシュなバーに安っぽい観葉植物を置いてしまうと雰囲気が台無しです。
光沢のある葉や肉厚な葉は高級な印象を与えますし、くつろいでもらえるようにリゾート間のある植物を選ぶのもおすすめです。
ただ、地下にある場合や窓のないお店では、植物は育たないので日中は外に出す、数株用意してローテーションさせるなどの対策が必要です。
【ポイント】
- ・安っぽくない
- ・肉厚の葉・光沢のある葉・スタイリッシュな葉
- ・日光が入らないところは注意
飲食店に観葉植物を置く時に知っておきたい4つの注意点
お店に観葉植物を飾るイメージは出来ましたか?
さっそく置いてみましょう!と言いたいところですが、その前に知っていただきたい観葉植物を置く際の注意点が4つあります。
- 1.日当たりは確保できるか
- 2.お世話する人はいるか
- 3.置くスペースは十分にあるか
- 4.衛生面での対策はできるか
1.日当たりは確保できるか
観葉植物は光がないと枯れてしまいます。
複合施設や地下の飲食店街のお店の場合、日光が入らない環境もあるかと思います。
よほど明るい店内で、長時間照明が当たる、など条件がそろわない限り、薄暗い室内で継続的に観葉植物を育てるのは難しいです。
弱ったときは自宅に持ち帰り、明るいところで元気になるまでお世話するなどの対策はできますが、どうしても難しい場合は、置く前に周りのお店を見て、管理できているかチェックしてみるのも1つの指標になります。
→関連記事
「日陰でも育つ、耐陰性の強い観葉植物」
2.お世話する人はいるか
飲食店の仕事をしながら、植物のお世話を出来るかどうかも重要です。
水遣りやホコリ取り、枯れた葉を取り除くなど、観葉植物にはお世話が必要です。
水遣りは土の表面が乾いたらたっぷりとやる、が基本ですが、忙しいとすっかり忘れてしまったり、忘れないようにと受け皿に水を溜めておいたせいで根が腐って枯れたりと、手を抜くと枯らせてしまいます。
→関連記事
「初心者にもオススメ!枯れにくい観葉植物とお世話のコツ」
3.置くスペースは十分にあるか
こぢんまりしたお店に、大サイズの観葉植物は置くのは難しいですし、広いお店でもテーブルなどの設備が多いと置くスペースの確保が大変です。
間取り図などをもう一度見直し、どこに置くかイメージしてからサイズや個数を選びましょう。
4.衛生面での対策はできるか
観葉植物を店内に置く場合、土や水も持ち込むことになるので、衛生面を気にされる方も多いです。
ジメジメした環境を好む虫やカビが発生してしまうとせっかくの雰囲気が台無しですよね。
お客さんから、土の表面が見えないようにする工夫も必要ですが、完全に見えない状態だと逆にカビや虫の温床となる可能性がありますので注意が必要です。
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「観葉植物のカビ対策!土のカビの除去方法と予防のポイント」
「観葉植物に発生する害虫|代表的な9種の駆除・予防ポイント」
意外と難しい飲食店での観葉植物の管理をラクにする方法
ここまで記事を読むと、飲食店の観葉植物は意外と管理が難しいことがお分かりになったのではないでしょうか?
それでも、色んなお店で観葉植物を見かけますよね。そういったお店では、もしかするとレンタルの観葉植物を利用しているのかもしれません。
レンタル観葉植物とは、月額制できちんと管理の行き届いた観葉植物をオフィスや店舗にレンタルできるサービスで、多くのお店で利用されています。
★レンタルのメリット★
- ・ほとんど世話しなくていい
- ・雰囲気に合った観葉植物を選んでもらえる
- ・スペースに合った観葉植物を選んでもらえる
- ・害虫対策など衛生面もしっかり管理してもらえる
- ・枯れたり汚くなったらすぐ交換してもらえる
※植木屋松正の観葉植物レンタルの場合
難しいな…諦めようかな…と思われた方もぜひ1度検討してみてくださいね。