フェイクグリーンと本物の観葉植物はどう違う?メリット・デメリットと効果を比較
オフィスや店舗などのインテリアアイテムとして、観葉植物を置きたいという場合に、一番のネックとなるのが「お世話が大変そう」という点ではないでしょうか。
そういった時、本物の観葉植物の代わりにフェイクグリーン(人工観葉植物)を使われる場面が増えてきましたが、本物と比べてどちらがいいのか悩まれるかもしれません。
今回は、フェイクグリーンと本物の観葉植物の比較とお悩み解決方法を紹介します。
フェイクグリーンと本物の観葉植物の違いは?
フェイクグリーンと観葉植物の最大の違いはズバリ、生きた植物かどうかという点です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、フェイクグリーンは、プラスチックや布でできた植物の飾り、いわば造花の観葉植物バージョンです。
近年では遠目では本物と見間違えるほど精巧なものも登場し、品種などのバリエーションも豊富になってきています。
気になる費用については、鉢の種類(陶器やプラスチック)にもよりますが、同じサイズだとフェイクも本物もほぼ同じくらいの金額のようです。
フェイクグリーンと本物の観葉植物のメリットとデメリット
2つの違いは生きた植物かどうか、値段はほぼ同じだとどちらが良いかちょっと分かりづらいですよね。
ここでは人工のフェイクグリーンと、本物の観葉植物、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
お世話しなくていい!フェイクグリーンのメリットとデメリット
【メリット】
- ・世話をしなくても枯れない
- ・手入れしなくても形を保てる
- ・清潔
- ・置く場所を選ばない
- ・空気清浄効果(光触媒効果のあるもの)
- ・鉢が軽い
【デメリット】
- ・本物に比べて見劣りがする
- ・色あせる
- ・生長を楽しめない
- ・ホコリが付きやすい
- ・火に弱く燃えると危ない
フェイクグリーンの最大のメリットはやはり世話や手入れをしなくてもいい点です。
また、土や水を使わず、本体もプラスチックなどでできているので、虫や細菌が湧くこともなく、鉢が軽く管理がしやすいという点もメリットです。
その反面、やはり本物に比べて見劣りがします。
どんな人でも、必ずどこかで本物の植物を間近で見たことがあるので、どれだけ精巧に作られた人工観葉植物でも、些細な違いに気づいてしまいます。
とにかく印象がいい!本物の観葉植物のメリットとデメリット
【メリット】
- ・植物本来の自然な緑の質感を楽しめる
- ・生長する様子が楽しめる
- ・空気清浄・加湿効果
【デメリット】
- ・世話をしないと枯れる
- ・伸びるので手入れが必要
- ・衛生面に注意が必要
- ・鉢が重い
生きた本物の観葉植物のメリットはやはり、植物ならではの生き生きとした質感と生長する点が挙げられます。
こういった、みずみずしさを無機質な室内に取り入れるために観葉植物が普及したと言っても過言ではありません。
ただし、生き物ですので水やりなどのお世話は必須で、水や土を使いますので虫やカビの対策も必要となりますし、重量もありますので移動させるときや、枯れた後の処理も大変です。
フェイクグリーンと本物の観葉植物の効果の比較
メリット・デメリットでも軽く触れましたが、ここではそれぞれの効果を比較してみました。
- ・癒し効果
- ・目隠し・動線としての効果
- ・空気清浄効果
- ・風水
- ・オシャレさ
癒し効果
フェイクグリーン<本物
本物の観葉植物がもつ、生命力やみずみずしさ、ぬくもりはフェイクグリーンでは再現できません。
環境を良くするために癒し効果を見込んで観葉植物を置く場合は断然本物が良いでしょう。
目隠し・動線としての効果
フェイクグリーン=本物
目隠し(パーテーション)や通路脇の動線として、観葉植物を家具のように使う場合は、フェイクグリーンでも本物でも同等の効果を発揮します。
お世話が楽なフェイクグリーン、イメージが良い本物の観葉植物、どちらを選ぶかというところでしょうか。
空気清浄効果
フェイクグリーン=本物(どちらもあまりない)
光触媒と呼ばれる、光と反応して有害物質を分解する効果のあるコーティングを施した、フェイクグリーンが近年人気を博しています。
本物の観葉植物にも、有害物質を吸収する空気清浄効果や、空気中の湿度を適正に保つ効果などがあると言われています。
ただし、どちらも光に当てなければいけないなどの条件がある上、室内全体の空気に対して植物の部分だけの効果ですので、正直「置いたら部屋全体の空気が爽やかになる」など劇的な効果が得られるわけではありません。
空気清浄のために置くのではなく、置いた時の効果の1つとして捉えておきましょう。
風水
フェイクグリーン<本物
風水では物と置く場所が重要になりますが、物である観葉植物は生きた物の方が良い「気」を放つといわれています。
また、観葉植物の種類によっても効果が異なりますが、該当する種類のフェイクグリーンを風水的に良いとされる場所に置くことで多少の効果は得られるかもしれません。
また、フェイクグリーンはホコリが溜まりやすいですが、ホコリは風水では悪い「気」を寄せるようなので掃除はマメに行いましょう。水洗いできる物も多いです。
オシャレさ
フェイクグリーン<本物
観葉植物は作り物だとバレるとどうしても「安っぽい」「ダサイ」イメージにつながります。
枯れるリスクはあるものの、高級感を出したい・オシャレに見せたい場所にこそ本物を使い、気をつけて管理されることがおすすめです。
目的・場所によってフェイクグリーンと本物を使い分けるのがおすすめ
お世話の面では完全にフェイクグリーンの方が手軽ですが、得られる効果の面では本物の方が良いと思われます。
本来の目的である「みずみずしいグリーンを室内に置くこと」を叶えられるという点でも本物の方が良いでしょう。
ただ、お世話や維持の難しい次の4つの場合にはフェイクグリーンがおすすめです。
- ・手の届かない高い所に置きたい
- ・ショーケースの中に置きたい
- ・物理的に植物を植えられない場所(壁面など)に置きたい
- ・重い物を載せられない場所に置きたい
- ・イベント用・季節感を出す植物(クリスマスツリーなど)を期間限定で置きたい
お世話のお悩みはレンタル観葉植物で解決出来る場合も!
「フェイクも安っぽくて嫌だけど、本物の観葉植物を世話するのも大変そうだなあ」という場合には、レンタル観葉植物がおすすめです。
【レンタルの特徴】
- ・業者が世話してくれる
- ・枯れたら取り替え
- ・場所や目的に合った物を選んでもらえる
- ・定期的な交換で飽きない
- ・搬入搬出もしてもらえる
- ・月額制
もし、管理の面でお悩みでしたらフェイクグリーン以外にもレンタル観葉植物の導入を検討してみるのはいかがでしょうか。