カラフルな観葉植物5種とキレイな葉色を保つ育て方のポイント
- 「花はすぐ枯れてしまうから観葉植物で何か代用できないかな」
- 「1鉢置いているけれど、さらにもう1鉢置くならば違う感じの観葉植物がいいな」
- 「華やかなインテリアだから観葉植物も明るい感じにしたい!」
上記のような場合にちょうどいいのが、緑以外の色の葉を持つカラフルな観葉植物です。
とはいえ、「どんな種類があるんだろう」という疑問や、「いいなと思っても名前までは分からない」ということもありますよね。
この記事では、カラフルな観葉植物の代表種や、同じ緑でも明るめの葉の観葉植物・斑入りの観葉植物を紹介します。
そして管理のコツのほか、ちょうどいい植物が見つからないときの代替案も説明していきますのでぜひ参考になさってください。
カラフルな葉や花をつける代表的な観葉植物5選
まずは緑以外のカラフルな葉や花をつける代表的な観葉植物を5種類紹介します。
- 【1】ドラセナ・コンシンネ・レインボー
- 【2】グズマニア(アナナス)
- 【3】アンスリウム
- 【4】クロトン
- 【5】カラテア・マコヤナ
【1】ドラセナ・コンシンネ・レインボー
「レインボー」と名前がつくように、赤と緑のグラデーションの葉が遠目にも美しい観葉植物です。
対照的な濃い2色の組み合わせですが、葉っぱ自体が細く、スタイリッシュな樹形なので重い印象になりません。
【2】グズマニア(アナナス)
パイナップルの仲間のグズマニアは、鮮やかな花(正確には花苞と呼ばれる部分が)付く観葉植物です。
花には赤や黄色、紫など、品種ごとに様々な色があります。
大型のものはあまり出回りませんが、中サイズ(膝~腰程度の高さ)ものを1つ置くだけでもインパクトが大きい観葉植物です。
【3】アンスリウム
光沢のある赤いハート型の花(正確には仏炎苞と呼ばれる部分)が特徴的なアンスリウムは、艶やかな葉も美しいので、花がない時期も観葉植物として楽しめます。
赤の他、白や黄緑の花をつけるものもあります。
【4】クロトン
鮮やかな黄色や赤の葉が特徴的な観葉植物です。大きな葉のものや細い葉のものなど品種は様々ですが、どれもボリュームがあり、インテリアとして存在感を発揮します。
葉の密度が高いので、並べて目隠しや間仕切りなどに利用するのもおすすめです。
【5】カラテア・メダリオン
カラテアにも様々な種類がありますが、その中でもメダリオンやマコヤナという品種は、葉の裏側が紫色で人気が高いです。
角度によって、葉の裏側の見え方が変わるので、様々な表情を楽しむことができます。
写真はメダリオンです。
さわやかな明るい黄緑色の葉を持つ観葉植物
カラフルとまではいきませんが、葉色が明るい色の観葉植物を5種類集めてみました。
明るくフレッシュな空間にマッチしやすいです。
- 【1】アルテシーマゴム
- 【2】ポトス・ライム
- 【3】シンゴニウム
- 【4】アグラネオマ
【1】アルテシーマゴム
ゴムの木の仲間の中でも明るい色の葉が特徴的な品種です。
丸く可愛い形の葉は、ナチュラルなインテリアやシンプルなインテリアにマッチします。
【2】ポトス・ライム
育てやすいポトスの中でも黄色に近い黄緑の葉の品種です。
ミニ観葉サイズはよく出回っていて入手しやすいですが、大型のものを希望の場合はタワー型に仕立てたものがおすすめです。
タワー型のものは細いので、動線を妨げず様々な場所に置ける他、並べて間仕切りの代わりにもできます。
【3】シンゴニウム
明るく清潔感のある白っぽい黄緑の葉が特徴的な観葉植物です。
大型のものはほとんどありませんが、小さな株でも可愛いアクセントになる観葉植物です。
【4】アグラオネマ
明るい緑色の大きめ葉が、瑞々しいイメージを与える観葉植物です。
1鉢でも十分存在感がありますが、棚などに何鉢か並べて置くと空間のイメージがガラッと変わるのでおすすめです。
ポップな斑入りの葉を持つ観葉植物
こちらもカラフルとまではいきませんが、緑一色ではなく、白や黄緑の模様が入った観葉植物を集めてみました。
ポップで明るいイメージのインテリアにピッタリです。
- 【1】斑入りパキラ
- 【2】斑入りホンコンカポック
- 【3】ポリシャス・フリスビー
- 【4】ゴッドセフィアーナ
【1】斑入りパキラ
観葉植物の中でも人気の高いパキラにも斑入りの品種があります。
ただ、あまり出回ることがなく、手に入れるのが難しいので、欲しい場合は見かけたらすぐ買ったほうがいいかもしれません。
写真は斑入りではない普通のパキラです。
【2】斑入りホンコンカポック
花びらのようで可愛いホンコンカポックは、深い緑色の葉が一般的ですが、白っぽい斑入りの品種もあります。
比較的入手しやすいので、まず探すならこちらがおすすめです。
【3】斑入りポリシャス
ポリシャスの斑入りバーションです。
大型のものだとかなりのインパクトがありますが、葉が丸く優しい雰囲気ですので取り入れやすいでしょう。
ただ、こちらも珍しいのであまりお目にかかれません。
【4】ゴッドセフィアーナ
艶やかな葉に散らばる、星空のような斑点模様が美しい観葉植物です。
大型の株は少ないですが、ミニ〜中サイズなら入手しやすく、インテリアにも取り入れやすい品種です。
カラフルな観葉植物を美しく保つ育て方のポイント
今回紹介したような明るい葉色の観葉植物、斑入りの観葉植物は、品種それぞれの育て方を参考に、お手入れを行うことが大切です。
ここでは、すべてに共通する、美しく保つためのポイントを紹介します。
- 【1】日当たりの良いところに置く
- 【2】肥料を与える
- 【3】切りすぎない
【1】日当たりの良いところに置く
観葉植物は室内で育てられるとはいえ、全く光のない環境では弱って枯れてしまいます。
特に、カラフルな観葉植物や、黄緑・斑入りの観葉植物は、日当たりの悪いところに設置すると、色が弱々しくなったり、緑の葉っぱになってしまったりすることがあります。
設置場所にはレースのカーテンやすりガラス越しの日光が当たる環境を選びましょう。
【2】肥料を与える
カラフルな観葉植物や黄緑・斑入りの観葉植物の、美しい葉色を保つためには、施肥(肥料やり)を行う必要があります。
市販の観葉植物用の肥料や、美しい葉を保つための成分である「チッソ」を多めに含んでいるものを選びましょう。
もちろん通常の緑の観葉植物も、定期的な施肥が望ましいです。
【3】切りすぎない
カラフルな観葉植物は伸びすぎたからといって、バッサリ切ってしまうのはNGです。
観葉植物の中にはバッサリ切り戻すことで元気になるものもありますが、カラフルな観葉植物や、黄緑・斑入りの観葉植物の場合、弱る可能性があります。
中には、普通の緑色になったり花がつかなくなったりするものもありますので、伸びすぎても一気には切らず、少しずつ切るか、部分的に切るなど、様子を見ながら剪定を行いましょう。
カラフルな観葉植物が手に入らないときの代替案
ここまで、カラフルな観葉植物や美しく保つコツを紹介しましたが、やはり手間がかかる分、生育や管理が難しく市場に出回りにくいのも事実です。
とはいえ、せっかく観葉植物を置くのであれば空間に彩りを添えたいという方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、観葉植物の種類にこだわらず、彩り豊かに観葉植物を飾る方法を紹介します。
- 【1】寄せ植えにする
- 【2】カラフルな鉢を選ぶ
- 【3】透明容器にカラフルな培養土・ジェルを入れる
【1】寄せ植えにする
数種類の観葉植物を寄せ植えにするだけで、華やかな印象にすることができます。
色味の異なるものや、樹形の異なるものを、高さのバランスを見ながら組み合わせるのがコツです。
また、カラフルな観葉植物は小さい株が多いので、メインとして大型の観葉植物を植えて、根元にカラフルな植物を植えるコーディネートもおすすめです。
【2】カラフルな鉢を選ぶ
観葉植物を置きたいけれど、どうしてもインテリアの配色にもこだわりたいという場合は、鉢の色を工夫してみるのも一つの手です。
とはいえ、やはりメインは観葉植物そのものですので、大きく印象は変わらない可能性もあります。
【3】透明容器にカラフルな培養土・ジェルを入れる
ミニ観葉や多肉植物の場合、透明なガラス容器にカラフルな培養土(カラーサンド)を入れて植えたり、色のついた保水ジェルなどに植えたりすることもできます。
美しさを保つためには定期的な容器の洗浄や、根腐れ対策も必要です。
まとめ
カラフルな観葉植物と、育て方のコツ、入手できなかった時の代替案などについて紹介しましたがいかがでしたか?
観葉植物を室内に設置するなら、インテリアやご自身の好みに合ったものを置きたいですよね。
とはいえ、独特の葉色を保つためにはお手入れも欠かせません。
ご自宅の場合は、毎日のお世話も苦にならなくても、ホテルやレストランなど商業施設などの場合、いつも美しく管理するのが難しいかもしれませんね。
そういった場合は、レンタル観葉植物の利用もアリでしょう。
ただ、カラフルな観葉植物は、記事でも紹介したようになかなか出回らず、管理も難しいので、取り扱いが少ない業者が多いです。
希望どおりのものを用意するのが難しい可能性もありますが、まずは相談してみることがおすすめです。