観葉植物レンタルを導入するときのポイント|契約前に確認しておくべきこと
空間にみずみずしい緑の彩りを添え、癒しを与えてくれる観葉植物は最近のインテリアに欠かせないアイテムですね。
オフィスや商業施設の場合、お世話の手間を省くためレンタルの観葉植物を導入されるケースも増えています。
とはいえ、その実態はあまり知られておらず、いざレンタルするとなったときにどんなことに気をつけておくべきか悩まれる方も少なくないようです。
そこで、今回は、観葉植物レンタルを行う際のポイントについてまとめました。
観葉植物レンタルのシステムについて確認すべきポイント
レンタルと一口に言っても業者によってシステムが異なることがほとんどです。
いざ契約してから「希望していたサービスが含まれていなかった」「メンテナンスのタイミングが合わない」などお困りにならないように、例えば次のようなことをあらかじめ確認しておくことが大切です。
- ・毎月メンテナンス(お手入れ)に来てくれるか
- ・メンテナンスのタイミング
- ・交換のサイクル
- ・お世話を完全に任せられるか
毎月メンテナンスに来てくれるか
レンタルの一番のメリットは「いつもキレイな植物を置いておけること」。
そのためには、状態のチェックやお手入れなど、定期的なメンテナンスが欠かせません。
どんな頻度・スケジュールで来て、困った時にはすぐ来てもらえるか確認しておきましょう。
交換のサイクル
メンテナンス以外に、植物の交換についても重要です。
枯れたり弱ったりした観葉植物をいつまでも置いておくわけにはいきません。
交換は料金に含まれるか、枯れてしまった時に代金が発生しないかなど、観葉植物にトラブルがあったときはどのような対応になるのか確認しておきましょう。
メンテナンスのタイミング
メンテナンスのタイミングについても確認が必要です。
オフィスの場合、誰かがいる時間帯に来てもらえるか、店舗の場合は、営業時間外やお客さんの少ないタイミングに来てもらえるか、など。
ほとんどの企業が、ルートを決めて定期的に回っているので、その経路に組み込んでもらうことができればスムーズですね。
お世話を完全に任せられるか
お世話の手間が大幅に省けるのもレンタルのメリットです。
しかし、月に1度しかメンテナンスに入らない場合、水不足で枯れてしまう恐れがあります。
メンテナンスの間隔によっては、水やりなどは依頼主側で行う必要があることが多いので確認しておきましょう。
レンタル料金について導入前に確認しておくこと
料金について見ておくことは下記の通り。
- ・月払いか・年払いか
- ・契約期間について
月払いか・年払いか
支払い方法について、月額を毎月支払うのか、1年分などをあらかじめ払うのか、確認しておきましょう。
1年分先払いすることで月払いより安くなるケースもあるようです。
契約期間について
最低3ヶ月は継続など、契約期間などがある場合は確認しておきましょう。
お試し期間があるものについても、期間はしっかり見ておくことが大切です。
観葉植物の設置環境について確認すること・相談すること
観葉植物を置きたいと思っていても、設置環境が植物の生育に不向きだと、レンタルでも品質を維持できない可能性があります。
品種や置き方によって問題なく置けることもあるので、以下のことを確認しておくと良いでしょう。
- ・日当たり
- ・風通し・エアコンの位置
- ・動線
- ・冬の気温
日当たり
観葉植物は日光を必要とします。
大きな窓がある部屋なら問題ありませんが、窓のない部屋や薄暗い照明の部屋などの場合は事前にレンタル業者に相談したほうが良いでしょう。
あまりに暗いとレンタルが難しい場合もありますが、日陰に強い品種を用意してもらえることもありますよ。
→ 耐陰性のある観葉植物|暗い場所に置くときのポイントと日陰に強いおすすめの品種
風通し・エアコンの位置
風通しが悪いと、いくら定期的にメンテナンスや交換を行ってもカビや害虫などが発生する恐れがあります。
また、エアコンの風が直接当たる場所は観葉植物が傷みやすいので注意が必要です。
動線
狭い通路や出入り口を塞ぐような場所は設置に向きません。
室内に十分なスペースがあるか確認しておきましょう。
あまりスペースがないことをあらかじめ伝えておくことでスリムな観葉植物や小さめの観葉植物を用意してもらえるかもしれません。
冬の気温
観葉植物の多くは南国原産で、日本の冬の寒さに耐えられないものもあります。
室内に置いていても、内陸で冷え込みやすい地域の夜間や、それ以外の地域でも扉の近くや窓の近くなどは寒くなり、観葉植物が弱りやすくなります。
レンタルの際は、その旨を相談し、寒さに強い品種を用意してもらったり、外気の影響を受けにくい設置場所を提案してもらったりするのがおすすめです。
観葉植物の種類・大きさについて導入前に確認しておくこと
設置する観葉植物のサイズや品種などについて、確認しておいたほうがいいことをまとめました。
- ・種類は選べるのか
- ・どんな観葉植物がふさわしいか
- ・どんなサイズがふさわしいか
- ・実際に置いてから決められるかどうか
種類は選べるのか
置きたい観葉植物が決まっている場合は、その品種があるかどうか確認しておきましょう。
また、日当たりや気温などの環境によっては希望の品種を置けないケースや、交換時に他のものに変わる可能性もあります。
どんな観葉植物がふさわしいか
品種についてそこまで詳しくないという方も多いです。
先に品種を決めて探すより、インテリアや部屋のスペースなどをみて、合うものを選ぶのが良いでしょう。
業者によっては、合うものを見繕ってくれますので相談してみましょう。
→ オフィスに合う観葉植物|選び方のポイントとおすすめの観葉植物
どんなサイズがふさわしいか
サイズについても、設置スペースの大きさやバランスを見ておく必要があります。
「だいたいこれくらいかな」と思っていても、実際に置いてみると圧迫感があったり、小さすぎて見栄えがしなかったりします。
試しに置いてから決められるかどうか
ここまででも書いた通り、実際に置いてみるとイメージと違ったというケースは多々あります。
いきなり納品を希望せずに、見積もりや下見の際に、実際に置いて確認できるか相談してみることがオススメです。
設置したいスペースの状況(奥行き高さ幅、日当たり)などをあらかじめ伝えておくと良いでしょう。
まとめ
観葉植物レンタルの導入についてのポイントを紹介しましたがいかがでしたか?
いつもキレイな観葉植物を飾れるレンタル観葉植物は、商業施設やオフィス、美容室、病院などいろいろな場面で利用されています。
とはいえ、そのサービスは業者によって様々。
中には契約後に、「枯れてきたから交換して欲しくて連絡しても、忙しいのかすぐに対応してもらえない」などのケースもありますので、後悔しないように事前にしっかりご自身の要望や、契約内容を確認しておきましょう。
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