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観葉植物が倒れる原因と対策|伸びすぎた時の対策と地震など外的要因による転倒対策

公開日:2018年10月19日

倒れた植物

室内をみずみずしい緑で彩る観葉植物ですが、実際に置くにあたって、こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「ふとした拍子にすぐ倒れてしまう。何でだろう?」
「オフィスに観葉植物を置きたいけど、倒れたりしないかな…」

今回は観葉植物が倒れてしまう原因と転倒対策を紹介したいと思います。

観葉植物が倒れる3つの原因と対策

観葉植物が倒れてしまう原因は大きく分けて次の3つです。

  1. 【1】鉢に対して植物が大きくなりすぎている
  2. 【2】鉢底から根が飛び出て不安定になっている
  3. 【3】外的要因(人や物との接触・地震・強風)により倒れる

今、この記事をお読みの方の中にも、【1】の状態で今お困りの方、【3】は置こうかどうか迷っている方や置き場所に不安をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。

【2】については意外と気付きにくいポイントですが、実は根のせいで安定を失っているというケースもあります。

では、それぞれの原因別の対策について詳しく見ていきましょう。

【1】モンステラなどが伸びすぎて倒れそうなときの対策

モンステラ

観葉植物が伸びすぎてバランスが悪くなって倒れる・倒れそうなときの対策を紹介します。

このようなお悩みが生まれる観葉植物に共通する特徴としては「育てやすい」という点が挙げられます。

というのも、育てやすい、つまり枯れにくくよく生長するので、長く置けば置くほど、鉢に対して大きくなってしまうからです。

伸びすぎてバランスを失った場合の対策は次の2つです。

(1)剪定する

伸びすぎた部分を剪定し、バランスよく、軽くすることをオススメします。

「いきなり切ってしまって枯れないかな」と心配に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、品種の特性をおさえ、冬の剪定は避ければうまくいくことが多いです。

剪定についてはこちらの記事もご参考になさってください。
観葉植物が伸びすぎた時の対処法|剪定方法と伸びにくい品種の選び方

(2)支柱を立てる

支柱を立てるのもひとつの手です。

支柱は倒れている側に立てるのではなく、倒れている方向と反対側に立てて、引っ張るようにビニタイ(園芸用の針金)で固定すると良いでしょう。

特に、モンステラなどは、もともと地面や壁面を這いながら伸びる植物なので、大きくなったときに支えがないと倒れてしまいます。

【ジャングルで自生するモンステラ】
自生するモンステラ

鉢の外に垂れ下がらせてもオシャレですが、根元で支えられる重さにも限りがありますので、ある程度は鉢の上に支柱を使ってボリュームを持たせてから垂れ下がらせるほうが、安定感を持たせつつオシャレさも出すことが出来ます。

そのように、剪定+支柱でバランスの良い樹形を保つこともおすすめです。

【2】鉢底から根が飛び出て安定感が悪くなったときの対策

なぜか安定が悪い時は鉢底をチェックしてみてください。伸びすぎた根が鉢底からはみ出している可能性があります。

植物が元気に育っている分、根も生長して、今の鉢では小さすぎる、いわゆる「根詰まり」という状態で植物にとっても良くありません。

地上部分が大きくなってバランスが悪くなっている時は鉢底も併せて確認しておくことがおすすめです。

鉢底の根はどうすればよいでしょうか。

植え替えを行なう

一番良い方法は、植替えです。

一回り大きい鉢に、品種ごとにあった土を使って植え替えを行ないましょう。

「根詰まり」は観葉植物が枯れたり弱ったりする一つの原因となりますので、できるだけ早く行なうことがおすすめです。

次に紹介する2つは本来望ましい方法ではありませんが、転倒による危険が伴う場合は一時的に試してみてください。

(応急処置)少しの根なら切ってしまう

飛び出している根が少しなら、安定するように切って様子を見ましょう。

切った後は、切り口から傷みやすいので鉢カバーに水をためないように注意し、できるだけはやく植替えを行ないましょう。

(応急処置)安定感のある鉢カバーに入れる

根が多くて切って弱ってしまったら困るという場合は、ひとまず安定感のある鉢カバーやリング状の鉢スタンドで、鉢ごと倒れないように対策を行うと良いでしょう。

ただし、地上部分が大きくなりすぎると、鉢カバーごと倒れる危険性がありますので、あくまで応急処置として行なってください。

【3】外的要因を防ぐ!置き方・置き場所による転倒対策

置き場所

(1)動線を意識して配置する

人が良く通る場所に置く観葉植物は不注意で倒れてしまう恐れがあります。

また、何かの拍子で倒れた観葉植物が人に当たるとケガにつながる恐れもあるので注意しておきたいですよね。

動線を意識して、できるだけ通行の妨げにならない場所に置くように気をつけ、デスクや棚の端に置くことも避けできるだけ通路から離れた場所に置くほうが良いでしょう。

通路脇に置く観葉植物はスリムな株を選び、棚やデスクの上に置く場合は、背が低く安定感のある鉢と株を選ぶことがおすすめです。

(2)風が吹き込むところは背の高い植物を避ける

エントランスや窓辺に観葉植物を置く場合、強風に煽られ転倒する恐れがあります。

風の強い日は、ドアや窓を開放しないことが得策といえますが、どうしても閉められない場合もあるかと思います。

底が固定されている据付の鉢カバーや安定感のある鉢を選び、風を受けやすく不安定な背が高く葉の茂った植物は避けましょう。

また、ドアや窓の真正面に置くのではなく少し離して両端に置くというのもひとつの方法です。

(3)鉢底に耐震パッドを敷く

地震だけではなく、近くの道路の往来や人が歩く振動でも建物や家具はわずかに揺れています。

そういった振動や衝撃が原因で、棚やデスクの上に置いた観葉植物の鉢がズレて転倒したり落下したりするケースがあります。

転倒が心配な場合は鉢底・鉢皿の底に市販の耐震パッド・耐震シートを貼り付けることがおすすめです。

鉢カバー中には、もともと底に滑り止めパッドが付いているものもありますので、そういったものを選ぶのもひとつの手です。

棚の上の観葉植物

倒れないようにするには鉢と観葉植物のバランスを保つことが重要

観葉植物の転倒対策、いかがでしたか?

せっかく観葉植物を飾るのであれば、オシャレさはもちろん、安全かどうかも考えて置きたいですよね。

まずは、転倒したときに危なくない場所・転倒の危険に晒されにくい場所を選び、管理中は鉢とのバランスが崩れていないか、時々チェックして、剪定や植替えを行なうことが大切です。

とはいえ、オフィスや店舗では、なかなかそこまで手が回らないですよね。特に、飲食店などでは、植替えで土を触るのは衛生的に極力避けたいという方もいらっしゃるかと思います。

そのような環境にオススメなのが観葉植物レンタルです。

レンタルの場合、温室でしっかり管理されバランスの整った観葉植物置くことが出来ます。

さらに、レンタル業者によっては、置き場所や置く観葉植物の種類の相談にも乗ってもらえたり、形の崩れた株の交換もしてもらえたりするので便利です。

置き場所や管理に不安がある場合は検討してみてはいかがでしょうか?

観葉植物のご相談はお気軽に。
お見積もりは無料です。

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