オフィス用観葉植物の効果的な置き方&飾り方を目的別に紹介
オフィスに観葉植物を置く場合、企業や担当者の方は、それぞれ何か目的を持っておられるかと思います。
せっかく置くのであれば、目的に合わせて観葉植物の効果を最大限に生かしたいですよね。
今回は用途や目的に応じた効果的な置き方・飾り方を紹介したいと思います。
【目次】
- 1.観葉植物を飾って従業員の【ストレス軽減】で作業能率をアップさせたい
- 2.観葉植物を飾ってオフィスの【イメージアップ】をしたい
- 3.部署ごとの【目隠し(パーテーション)】として観葉植物を使いたい
- 4.観葉植物を置いてオフィス内の【動線をスムーズに】したい
- 5.観葉植物に【空気清浄効果】は期待できる…?
- 効果的に観葉植物を置きたいけど難しい・忙しい…という時は?
- 観葉植物は置き方・飾り方を工夫して効果アップ
1.観葉植物を飾って従業員の【ストレス軽減】で作業能率をアップさせたい
目に優しいと言われている緑色の観葉植物は、仕事に疲れたとき、ふと視界に入るだけでなんとなく癒された気持ちになりますよね。
また、みずみずしい葉を持つ観葉植物を眺めると、リフレッシュにもつながり、作業能率が上がるのではないでしょうか。
ほとんどは気持ちの問題かもしれませんが、観葉植物がある場合とない場合では、あった方がストレスが軽減されるとの研究結果もあるようです。
このような、作業効率アップのための観葉植物は、社員の視界に入るように置くことがポイントです。
作業能率アップに効果的な観葉植物の置き場所は?
効果的な置き場所の例をおすすめ観葉植物と共に3つ挙げたいと思います。
置き場所1:【デスクの上】いつも身近に癒しアイテム
従業員の一番近く、いつも視界に入るデスクの上にミニ観葉を置いてみるのはいかがですか。
みずみずしい葉のポトスやオリヅルランがおすすめです。
置き場所2:【キャビネットの上】目線に合った絶好の置き場所
腰の高さほどのキャビネットの上に観葉植物を置くと、ちょうど座っている人の目線あたりになります。
サイズは小〜中くらい、ドラセナやパキラがおすすめです。
置き場所3:【食堂や休憩所】休憩中の安らぎ感アップ
社員の憩いの場となる食堂や休憩所に中〜大型の観葉植物を置いてみるのはいかがでしょうか。
優しい印象の丸い葉がよく茂るホンコン・カポックや、「休憩時間くらい仕事を忘れたい!」という方に喜ばれそうなリゾート感あるアレカヤシなどもおすすめです。
大型だとベンジャミンの癒し効果が高いと言われていますが、葉が落ちやすい品種ですので、お掃除が大変な場合は避けた方が良いかもしれません。
2.観葉植物を飾ってオフィスの【イメージアップ】をしたい
来客がよくあるオフィスの場合、無機質で殺風景なイメージを変えるために観葉植物を置きたいという企業は多いのではないでしょうか。
「なんとなく空間がガランとしていて寂しいな」という場合も、緑の観葉植物を置くことでガラッと雰囲気が変わりますし、おしゃれなオフィスを演出するにも、絵画やアートオブジェよりは比較的簡単にオフィスに合うものを選ぶことができるかと思います。
今回はオフィスをオシャレに見せる観葉植物の置き方のポイントを置き場所別にご紹介します。
イメージアップにつながる観葉植物の飾り方を場所別に紹介
エントランス・出入り口への観葉植物の飾り方
オフィスの顔となるエントランスには、インパクトのある大きめの観葉植物がおすすめです。
小さい観葉植物を床にポツンと置くと町屋の軒先のようなこぢんまりとした雰囲気になってしまいます。
出入りの邪魔にならないよう少し扉から離して、なおかつ、幅があまり広くない株を選びましょう。
おすすめは、パキラやドラセナです。
また、受付の電話台がある場合は、小さい観葉植物を置くとイメージアップにつながるかもしれません。
壁際への観葉植物の飾り方
壁がのっぺりと続いていると、殺風景な上、圧迫感を感じることもあります。
観葉植物を置く場合、壁の半分の高さより低いと逆に寂しい印象を与えますので、少し背丈があり、壁に映える広がりのある樹形のものが適しています。
例えば、幹を曲げたゴムの木や、数本立てのドラセナコンパクターなどがおすすめです。
白い壁には濃い緑の葉、黒っぽい壁には明るい緑の葉、など観葉植物の葉の色を壁の色に合わせるとおしゃれ感もアップします。
最近ではオシャレな壁掛けタイプの観葉植物も見かけるようになりましたので、下に置くスペースがない場合や大きすぎるものはちょっと…という場合は良いかもしれません。
コーナー(角)への観葉植物の飾り方
デットスペースになりがちなオフィスのコーナー部分には、観葉植物が置かれているのをよく見かけるかと思います。
2方向壁に面していますので、広がりのある観葉植物よりも、スリムで上に伸びるタイプのものが適しています。
例えば、ユッカやタワー仕立てのポトスなどがおすすめです。
デスク・キャビネット周りに置くなら
デスクやキャビネット周りは、仕事の邪魔にならない、小さめの観葉植物がインテリアに合った鉢に入れられているものを選びましょう。
例えば…
【グレー系の家具が多い場合】
⇒原色やパステルカラーの明るい色の鉢を選ぶと元気な印象に
【白や黒の家具が多い場合】
⇒モノトーンの鉢を選ぶとモダンな印象に
⇒あえてブラウンなど落ち着いた色を選ぶとシックなイメージに
植物は、育てやすいポトスやペペロミアなどがおすすめです。
おまけ:置き場所の雰囲気に合う観葉植物を選びたい場合は?
おしゃれなオフィスを演出するためには置き場所も重要ですが、その置き場所に合った雰囲気の観葉植物を選ぶことも重要です。
こちらの記事でオフィスのイメージごとにおすすめの観葉植物を紹介しておりますのでぜひご参考までにご覧ください。
⇒「オフィスに合う観葉植物|選び方のポイントとおすすめの観葉植物」
3.部署ごとの【目隠し(パーテーション)】として観葉植物を使いたい
部署と部署の間や、事務所と併設の応接スペースの間に何か仕切りが欲しいなあと思っていても、パーテーションやキャビネットを置いてしまうとなんとなく収まりが悪かったり、殺風景な印象を与えてしまうことがあります。
そこで、仕切りたい部分に観葉植物を置いて、やわらかい印象の目隠しとして利用されるようになりました。
オフィスの目隠しに使う観葉植物の置き方
目隠しに使う観葉植物のおすすめの置き方を3つ紹介します。
目隠し方法1:細めの大鉢を等間隔に並べる
全体的にスリムで背の高い大鉢の観葉植物を等間隔に並べます。
観葉植物は、ウンベラータなどまばらに大きな葉が付くタイプより、ゴムの木やホンコ・カポックなど上から下まで均等に葉が生い茂るタイプが適しています。
またタワー仕立てのポトスやオキシカルジウムもおすすめです。
目隠し方法2:パーテーションプランターを使う
パーテーションプランターは、喫茶店などでよく見られるプランターと台が一体になった小さな壁のようなプランターです。
応接スペースとの仕切りですと、この中に小〜中鉢を入れるだけで丁度良いかと思いますし、もう少し高さが必要な場合は、背丈のある中鉢の観葉植物を入れるのがおすすめです。
入れる観葉植物は、ポトスやオリヅルランなどこんもりと茂るタイプか、背の高いものですと、サンスベリアやヘゴ立てのポトスが適しています。
目隠し方法3:キャビネットの上に並べる
今キャビネットを1段置いて仕切っている状態で、わざわざパーテーションを買うのはどうかな…と思われている場合には、そのキャビネットをそのまま使うという手もあります。
キャビネットの幅よりも広がらないサイズの観葉植物を選び、安定感のある四角い鉢かプランター型の鉢カバーに入れると倒れにくく安心です。
斑入りの葉が爽やかなデフェンバキアなどがおすすめ。
4.観葉植物を置いてオフィス内の【動線をスムーズに】したい
窓口が併設されているオフィスや、来客が立ち入る応接室周辺の廊下などには、お客さんには立ち入って欲しくない部分もあるかと思います。
「立ち入り禁止」と大きく掲げるのは気がひけるし、本当に通れない状態にすると今度は従業員も通れなくなるし…などのお悩みに観葉植物を動線として利用するという方法があります。
また、通路脇や曲がり角に観葉植物を並べることで、動線がスムーズになるという効果もあります。
動線として観葉植物を使うときのポイント
オフィスの動線として観葉植物を使うときのポイントを3つ紹介します
出入り口にはスリムな観葉植物がおすすめ
エントランスや扉付近に観葉植物を置く場合はできればスリムな鉢とスリムな樹形の観葉植物を選んで置きましょう。
特に、曲がり角などの死角に置く場合には注意してくださいね。
通って欲しくないところは幅に合わせた観葉植物を
通ってほしくない部分には、その幅に合わせた観葉植物を置きましょう。
例えば、広い通路の真ん中に細い木を置くと「なんでこんなところに?」と思われるだけです。幅の広い木を置くほかにも、何鉢か並べて置く事もおすすめです。
「邪魔だなあ」ではなく「通れないな」と思わせることが大切です。
同じ観葉植物を置くと目印になりやすい
通路の脇やデスク沿いに並べて観葉植物を置く時は、何種類かを不規則に混在させるのではなく、同じものを選んで並べると、「この通路沿いに行くといいんだな」など、お客様や他部署の人が来たときに、通り道がわかりやすいかと思います。
5.観葉植物に【空気清浄効果】は期待できる…?
観葉植物の効果として空気清浄効果はよく挙げられます。
- ・空気中の二酸化炭素濃度を下げる
- ・有害物質を吸収して分解する
- ・マイナスイオンを放出する
などなど、お聞きになったことがあるかもしれません。
確かにそのような効果があるかもしれませんが、実際に得られる体感はあまりなく、どちらかというと窓を開けて換気したり、空気清浄機を置いたり、有害物質の出る壁は業者に頼んで改装してもらったりと、他の方法の方が効果的と考えられます。
もちろん、全く効果がないというわけではありませんので、あくまでメインの効果として考えるのではなく、観葉植物を置くことで得られる効果の1つとして考えておくのがおすすめです。
効果的に観葉植物を置きたいけど忙しい・難しい…という時は?
オフィスのイメージアップのために観葉植物を置こうという話が進んでも、
- 「本当にこの場所でいいのかな?」
- 「大きさのイメージがつきにくい…」
- 「どうせなら雰囲気に合った観葉植物を選びたい」
などなど、実際に置いてみるまで悩みは尽きませんよね。
悩む時間がもったいない、選ぶのは難しい…という方にはレンタル観葉植物がおすすめです。
レンタルですとサイズや品種をいくつか用意して実際にその場所に合うかどうか確かめてから設置することができますし、プロがその環境にあった品種を選ぶので安心です。
また、傷んだ観葉植物は交換してもらえますので、枯れる心配も要りません。
観葉植物は置き方・飾り方を工夫して効果アップ
観葉植物は、イメージアップや癒し効果があるだけでなく、柔らかな印象で目隠しや動線にも利用でき意外と機能的です。
置くときにはどんな効果が得られるか考えて選んでみてください。置き方を工夫すると今回紹介した全ての目的にかなうこともできるかもしれませんよ!
また、ご自身で選ぶのが難しい場合は、レンタルの利用もおすすめです。
レンタル観葉植物を行う弊社、植木屋松正では、オフィスへの導入実もあり、目的に合わせた置き方や植物をご提案し、お喜びいただいておりますので、お困りの際はぜひ一度ご相談ください。