枯れた観葉植物は復活できる?原因別に復活方法を紹介
「大事に育ててるつもりだったのに枯れてしまった…」
「枯れてしまったけどまだ少しだけ元気な部分があるから、復活するかな…」
室内を緑で彩る観葉植物ですが、生きた植物ですので、環境やお世話方法によっては枯れてしまうことがあります。
それでも、やはり今まで育ててきた愛着や、買いなおすコストを考えると、なんとか復活できないかと思われますよね。
今回は観葉植物が枯れたとき、枯れかけたときの復活方法などの対処をご紹介したいと思います。
「観葉植物が枯れている」とはどんな状態?
「枯れ」もともとは水が枯れてカラカラになっている状態のことですが、実は色々な枯れの種類があります。
たとえば、
- ①株全体が乾燥してカラカラになっている
- ②全体的に黒ずんでグッタリしている
- ③根元から倒れている
- ④葉が黄色、または茶色くなっている
などの状態が挙げられます。
①の場合、完全にカラカラだと復活は難しいでしょう。
②は腐っていると考えられますが、幹も根も完全にブヨブヨになっていると復活は望めません。
③や④など一部でも生きている部分がある場合は、残りの部分や一部分から復活させられる可能性があります。
観葉植物は、ある日突然枯れるということはありません。
何らかの予兆があると考えられますので、「枯れかけ」の状態に早く気付き、原因や状態をみて、適切な処置を行うことで、再びインテリアとして楽しむことができるかもしれません。
観葉植物が枯れる原因は?
枯れた観葉植物を見てまず思うのは「何で枯れたんだろう?」ということではないでしょうか。
観葉植物が枯れる原因ですが、代表的なものとして以下の7つが挙げられます。
- ①水やりが足りない(水切れ)
- ②水のやりすぎによる根腐れ
- ③日光不足
- ④夏の強い日差し
- ⑤冬の寒さ
- ⑥病気や害虫
- ⑦急な環境の変化
詳しくはこちらの記事『観葉植物が枯れる7つの原因と4つの対策』をご覧ください。
この7つの原因に心当たりがある場合、ぜひこれから紹介する方法で復活を試してみてくださいね。
7つの原因別に復活方法を紹介
①水不足が原因の復活方法
水不足により葉が乾燥したり、しんなりしている場合は、バケツや鉢カバーに水をため、鉢ごと浸して、葉や茎に元気が戻るまで置いておきます。
枯れて変色した葉が元に戻ることはありませんが、垂れた葉がハリを取り戻して、新芽が出てくる兆しがあれば復活の可能性があります。通常の管理に戻して、様子を見ながら傷んだ葉を取り除いてください。
1週間たっても元に戻らない場合は残念ながら復活は難しいかもしれません。
②根腐れが原因の復活方法
根腐れで葉が変色するなど弱った観葉植物は、根の腐った部分を取り除き、水はけの良い新しい土に植え替えを行うことがベストです。
パキラなど数本立てのうちの1本だけが枯れた場合は、枯れた部分はそのままにせず、取り除いた方が良いでしょう。
その際、取り除いて不恰好になった株は他の植物と寄せ植えにすると、目立たないかも知れません。
また、根が腐って再生不可能でも、幹や茎、葉が生きていれば挿し木などで再生できる種類もあります。
③④葉焼け・日光不足が原因の復活方法
レースのカーテン越しの光が入る場所に移動させて様子を見ながら、傷んだ葉を取り除き、ヒョロヒョロになった枝は切り戻して樹形を整えてみてください。
あまりにも明るさや温度に差がある場所ですと、環境変化で弱ってしまう可能性もありますので、その場合は1週間ごとなど徐々に移動させることがおすすめです。
日光が直接当たる場合はすだれなどで遮り、窓がない部屋の場合、蛍光灯やLEDでも良いので光が当たりやすい場所に置き、定期的に日光の当たる場所に置いた植物とローテーションさせるなどの対策も有効です。
⑤寒さが原因の復活方法
日中はレースのカーテン越しの日当たりの良い場所に置き、夜間はドアや窓から離して管理するようにしてください。
傷んだ葉や、弱った部分が気になるかもしれませんが、剪定や植え替えは、植物が生長しやすい春まで待った方が良いとされています。
【関連記事】
⑥病害虫が原因の復活方法
病気の場合観葉植物の種類によってかかるものが異なりますので、それぞれの植物や病気の種類ごとに適した薬剤など調べてから、処置を進めることがおすすめです。
害虫についても同様で、せっかく農薬を買っても効かない種類があったり、屋内での使用に向かなかったりする場合があるので注意が必要です。
代表的な害虫対策についてまとめたページもございますので、害虫による枯れにお困りでしたら、ご覧ください。
・【コナカイガラムシ】葉に付く白い綿のような虫
⇒観葉植物に付く白い綿とベトベトの正体は害虫!コナカイガラムシの対策方法
・【ハダニ】葉の裏に付くとても小さな虫
⑦急な環境の変化の復活方法
急な環境変化により葉を落としてしまった場合は、新しい環境になじむまで見守るのが一番良いかと思います。
ただ、日光が当たりすぎる、日光が足りない、気温が変わりすぎた、エアコンの風が直撃する、など明らかに観葉植物に悪い環境である場合は、対策を行うことで枯れを食い止めることができるかと思います。
観葉植物を2度と枯らしたくない…そんな方にはレンタルがおすすめ
枯れかけた観葉植物の復活方法をご紹介しましたが、手遅れになっている場合や復活できてもまた枯れてしまうこともあります。
なぜなら観葉植物はもともとは熱帯地域の野外に育つ植物ですので、日本の室内だとどうしても環境が合わないケースがあるからです。
それでも、枯らしたくない、いつも元気な観葉植物を置きたいという場合は、定期的なメンテナンスや交換が可能なレンタルの観葉植物がおすすめです。
弊社、植木屋松正では予算内で、環境・スペース・インテリアなどの面から設置箇所に適した観葉植物をお選びし、毎月お伺いしてメンテナンスや交換を行っており、飲食店やオフィス、病院などで喜ばれています。